看護師 求人の新法則が明らかに!
「環境問題の解決のためには人間の本性を知ることが大事だ」というのが今回のテーマです。
環境破壊のメカニズムについては生態学や社会学、経済学などの観点からさまざまなことがいえます。
例えば地球温暖化は化石燃料の使用によって放出された二酸化炭素によって太陽エネルギーの放射が妨げられることで起こり、化石燃料の使用の増加は社会や産業活動のあり方と結びついています(これはかなり単純化したもので、本当に正しいかどうかはとりあえずおいておきます)。
そういったメカニズムを正しく理解することは重要ですし、最近では環境教育もさかんになっているので、いろいろなところで話を聞く機会もあるでしょう。
書店に行けば環境問題のコーナーがあり、個別の問題について解説した本が数多くあります。
環境破壊がなぜ問題なのかというと、それによってわたしたち人間が困るからです。
「地球にやさしい」とか「地球を守れ」などといった言葉にだまされてはいけません。
地球上の生物のなかでもっとも総量が多く、なおかつあらゆる場所にはびこっているのはおそらくバクテリアのような単細胞生物です。
万一地球上の生態系がずたずたになり、人間が生きていけないような環境になってもバクテリアは存在しているでしょう。
また、もうひとつ重要なのは、環境破壊を生み出しているのもわたしたち人間だということです。
人間ほど大規模に環境を改変してしまった種は他にいません。
環境問題は人間にとっての問題なのです。
わたしは大学で環境教育を担当しているので、環境問題については少なくとも人並みには理解があります。
例えば肉食はエネルギー的に無駄の多い贅沢だということは知っています。
しかしおいしいので菜食主義者になるつもりはありません。
また洗剤を使うと河川の富栄養化が起こることも知っていますが、食後に皿を洗うときには洗剤を使います。
化石燃料の浪費は温暖化を招くことも分かっていますが、ついついマイカーに乗ってしまいます。
資源の再利用には関心がありますが、それでも生活しているとゴミは出ます。
先進国が多量の二酸化炭素を放出していることも知っていますが、産業が衰えると自分の大学の学生にとって就職先が減るので困ります。
かくして地球環境はさらに悪化していきます。
このようなわたしの日常は決して特別なものではなく、みなさんにもあてはまるはずです。
わたしたちは人口爆発、大気汚染、生物多様性の減少などといった問題の存在を知っているし、そのメカニズムもある程度理解しています。
しかし、だからといって日々の生活様式や社会・経済システムが環境破壊を抑制するように変わっていっているのかというと必ずしもそうではありません。
つまり、「わかっちゃいるけどやめられない」という態度の結果が現在の状態なのです。
なぜなのでしょうか。
「飛んで火に入る夏の虫」という言葉があります。
これはろうそくなどの火に虫が飛び込み焼け死んでしまうことからきています。
誘蛾灯はこの習性を利用しているわけですが、なぜこのような習性があるのかについて、進化生物学者のR氏は次のような説明をしています。
蛾は、月の光に対して一定の角度で飛ぶようにできています。
月は地球から遠いので、その光はほぼ平行に降り注いでいます。
これに対して一定の角度を保って飛ぶことで、方向の定位をするように蛾の行動は進化してきました。
しかし、数百万年前に、月以外の光源が蛾の世界に現れたのです。
それは、人間が使う火でした。
火の場合、光線は光源から放射状に広がっていきます。
これに対して一定の角度を保って飛べば、コースは螺旋状になり、最後には火に飛びこんでしまいます。
つまり、蛾は本来なら月の光に対して使うために進化した定位法を火に適用した結果、「飛んで火に入る夏の虫」になってしまったのです。
現代の人間にも、同じことがいえるのかもしれません。
わたしたちがいま生活している環境は、わたしたちの認知能力が進化してきた環境とはかなり異なるもの…であり、また急速につくりあげられたものなのです。
もともと備わっている認知能力がこの現代という環境において誤作動した結果、わたしたちは環境問題という火のなかにまっしぐらに飛び込もうとしているのかもしれません。
ただ、わたしたちは蛾とは異なり、自らについて考えることのできる動物です。
もし蛾が自らの習性に気づくことができれば、火に飛び込む前に対策を練ることができたでしょう。
わたしたちには、それができる可能性があります。
そのためには、そもそも人間とはどういう生き物なのかを知る必要があります。
環境問題が人間にとっての問題であるからには、人間というものがどのような特徴をもち、どのように環境と関わってきたのかを理解することなしにはその解決策は見つからないでしょう。
それが、環境問題の解決のためには人間の本性を知る必要があるという理由です。
人間の本性がなぜ現在のような特徴をもっているのかという問いに答えるには、進化生物学の知見が必要になります。
わたしたちは生物であり、進化の産物です。
だからこそ環境との軋蝶も起こるのです。
人間が抽象的な存在なら環境問題など起こり得ないでしょう。
進化によって形成された人間の本性を理解し、それをうまく扱っていくことが求められているのです。
環境問題を人間の問題として捉えたときに出てくるのが倫理の問題です。
「わかっちゃいるけどやめられない」わたしたちは、ではいったいどうすべきなのでしょうか。
自然がどのような状態で「ある」のかということから、どのような状態で「あるべき」かということを単純に導き出すことはできませんが、しかし今後環境破壊を防ぐためにわたしたちがどのようにすべきなのかということ、つまり環境倫理には、わたしたちの心的特性も関係してくることでしょう。
わたしは自然科学者であり倫理学の専門家ではありませんが、人間の心的特性がどのように環境倫理と関わっているのかについて、最新の研究成果を紹介していきます。
太平洋下の水深二六〇〇メートル、人間にとっては深海調査船でしか行けず、太陽の光もまったく届かないような海底に、チューブワームという動物がいます。
有髪動物門に分類され、ハオリムシとも呼ばれるこの動物は、三〇〇度を超える熱水の噴出孔の近くに生息しています。
普通ならこんな高温の水は沸騰してしまうのですが、ものすごい水圧のせいでこれでも沸点に達していないのです。
チューブワームはその名のとおり細長いかたちをしているのですが、口も胃腸も肛門もありません。
つまり、食べることをやめてしまった動物なのです。
チューブワームの体長は数十センチからニメートルくらいまでの幅があり、体の先端には赤い突起がついていて、残りの部分は栄養体と呼ばれています。
この栄養体の中に化学合成をする細菌が共生しており、チューブワームは突起を通して二酸化炭素や硫化水素といった物質を細菌に供給します。
細菌はこれらを使って有機物をつくり出し、それをチューブワームが利用しているのです。
噴出孔から出る熱水はただ熱いというだけでなく、硫化水素などの化学物質が豊富に含まれています。
チューブワームはこのような世界で生きています。
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環境破壊のメカニズムについては生態学や社会学、経済学などの観点からさまざまなことがいえます。
例えば地球温暖化は化石燃料の使用によって放出された二酸化炭素によって太陽エネルギーの放射が妨げられることで起こり、化石燃料の使用の増加は社会や産業活動のあり方と結びついています(これはかなり単純化したもので、本当に正しいかどうかはとりあえずおいておきます)。
そういったメカニズムを正しく理解することは重要ですし、最近では環境教育もさかんになっているので、いろいろなところで話を聞く機会もあるでしょう。
書店に行けば環境問題のコーナーがあり、個別の問題について解説した本が数多くあります。
環境破壊がなぜ問題なのかというと、それによってわたしたち人間が困るからです。
「地球にやさしい」とか「地球を守れ」などといった言葉にだまされてはいけません。
地球上の生物のなかでもっとも総量が多く、なおかつあらゆる場所にはびこっているのはおそらくバクテリアのような単細胞生物です。
万一地球上の生態系がずたずたになり、人間が生きていけないような環境になってもバクテリアは存在しているでしょう。
また、もうひとつ重要なのは、環境破壊を生み出しているのもわたしたち人間だということです。
人間ほど大規模に環境を改変してしまった種は他にいません。
環境問題は人間にとっての問題なのです。
わたしは大学で環境教育を担当しているので、環境問題については少なくとも人並みには理解があります。
例えば肉食はエネルギー的に無駄の多い贅沢だということは知っています。
しかしおいしいので菜食主義者になるつもりはありません。
また洗剤を使うと河川の富栄養化が起こることも知っていますが、食後に皿を洗うときには洗剤を使います。
化石燃料の浪費は温暖化を招くことも分かっていますが、ついついマイカーに乗ってしまいます。
資源の再利用には関心がありますが、それでも生活しているとゴミは出ます。
先進国が多量の二酸化炭素を放出していることも知っていますが、産業が衰えると自分の大学の学生にとって就職先が減るので困ります。
かくして地球環境はさらに悪化していきます。
このようなわたしの日常は決して特別なものではなく、みなさんにもあてはまるはずです。
わたしたちは人口爆発、大気汚染、生物多様性の減少などといった問題の存在を知っているし、そのメカニズムもある程度理解しています。
しかし、だからといって日々の生活様式や社会・経済システムが環境破壊を抑制するように変わっていっているのかというと必ずしもそうではありません。
つまり、「わかっちゃいるけどやめられない」という態度の結果が現在の状態なのです。
なぜなのでしょうか。
「飛んで火に入る夏の虫」という言葉があります。
これはろうそくなどの火に虫が飛び込み焼け死んでしまうことからきています。
誘蛾灯はこの習性を利用しているわけですが、なぜこのような習性があるのかについて、進化生物学者のR氏は次のような説明をしています。
蛾は、月の光に対して一定の角度で飛ぶようにできています。
月は地球から遠いので、その光はほぼ平行に降り注いでいます。
これに対して一定の角度を保って飛ぶことで、方向の定位をするように蛾の行動は進化してきました。
しかし、数百万年前に、月以外の光源が蛾の世界に現れたのです。
それは、人間が使う火でした。
火の場合、光線は光源から放射状に広がっていきます。
これに対して一定の角度を保って飛べば、コースは螺旋状になり、最後には火に飛びこんでしまいます。
つまり、蛾は本来なら月の光に対して使うために進化した定位法を火に適用した結果、「飛んで火に入る夏の虫」になってしまったのです。
現代の人間にも、同じことがいえるのかもしれません。
わたしたちがいま生活している環境は、わたしたちの認知能力が進化してきた環境とはかなり異なるもの…であり、また急速につくりあげられたものなのです。
もともと備わっている認知能力がこの現代という環境において誤作動した結果、わたしたちは環境問題という火のなかにまっしぐらに飛び込もうとしているのかもしれません。
ただ、わたしたちは蛾とは異なり、自らについて考えることのできる動物です。
もし蛾が自らの習性に気づくことができれば、火に飛び込む前に対策を練ることができたでしょう。
わたしたちには、それができる可能性があります。
そのためには、そもそも人間とはどういう生き物なのかを知る必要があります。
環境問題が人間にとっての問題であるからには、人間というものがどのような特徴をもち、どのように環境と関わってきたのかを理解することなしにはその解決策は見つからないでしょう。
それが、環境問題の解決のためには人間の本性を知る必要があるという理由です。
人間の本性がなぜ現在のような特徴をもっているのかという問いに答えるには、進化生物学の知見が必要になります。
わたしたちは生物であり、進化の産物です。
だからこそ環境との軋蝶も起こるのです。
人間が抽象的な存在なら環境問題など起こり得ないでしょう。
進化によって形成された人間の本性を理解し、それをうまく扱っていくことが求められているのです。
環境問題を人間の問題として捉えたときに出てくるのが倫理の問題です。
「わかっちゃいるけどやめられない」わたしたちは、ではいったいどうすべきなのでしょうか。
自然がどのような状態で「ある」のかということから、どのような状態で「あるべき」かということを単純に導き出すことはできませんが、しかし今後環境破壊を防ぐためにわたしたちがどのようにすべきなのかということ、つまり環境倫理には、わたしたちの心的特性も関係してくることでしょう。
わたしは自然科学者であり倫理学の専門家ではありませんが、人間の心的特性がどのように環境倫理と関わっているのかについて、最新の研究成果を紹介していきます。
太平洋下の水深二六〇〇メートル、人間にとっては深海調査船でしか行けず、太陽の光もまったく届かないような海底に、チューブワームという動物がいます。
有髪動物門に分類され、ハオリムシとも呼ばれるこの動物は、三〇〇度を超える熱水の噴出孔の近くに生息しています。
普通ならこんな高温の水は沸騰してしまうのですが、ものすごい水圧のせいでこれでも沸点に達していないのです。
チューブワームはその名のとおり細長いかたちをしているのですが、口も胃腸も肛門もありません。
つまり、食べることをやめてしまった動物なのです。
チューブワームの体長は数十センチからニメートルくらいまでの幅があり、体の先端には赤い突起がついていて、残りの部分は栄養体と呼ばれています。
この栄養体の中に化学合成をする細菌が共生しており、チューブワームは突起を通して二酸化炭素や硫化水素といった物質を細菌に供給します。
細菌はこれらを使って有機物をつくり出し、それをチューブワームが利用しているのです。
噴出孔から出る熱水はただ熱いというだけでなく、硫化水素などの化学物質が豊富に含まれています。
チューブワームはこのような世界で生きています。
看護師 求人がどんなものかご存知ですか?看護師 求人は常に絶対的なシェアを誇っています。
他種類に及ぶ看護師 求人をご用意しております。看護師 求人のお役立ちコンテンツ満載です。
看護師 求人の正体が明らかになります。地域資源を活用した看護師 求人です。